守破離
守破離
守破離とは、物事を習得する上での段階を三つに分けた言葉です。
【守】とは、
師匠の教えを正確かつ忠実に守り、剣道における基本の作法、礼法、
技法を身に付ける、いわば「学び」の段階をいいます。
つまり指導者であるある師の教えを守っていきます。
出来るだけ多くの話を聞き、指導者の行動を見習います。
学ぶ人は、全てを習得できたと感じるまでは、指導者の指導のとおりの行動を
します。
【破】とは、
それまで身に付けた技や形をさらに洗練させ、自己の個性を創造する段階をいい、
指導者の教えを守るだけでなく、破る行為を試みます。
今まで学んだやり方を独自に工夫して、教えになかった方法を試行錯誤してい
きます。そして、それがうまくいけば、自分なりの発展を試みていきます。
【離】とは、
最後の段階です。文字通り指導者の下から離れて、自分自身で学んだ内容を
発展させていきます。
この域にまで達するには、とにかく【実践を繰り返して経験を積む以外に方法は無い】のです。
一度は、信じたお師匠さんを目標に、またさらに自分を前進させ、自らの新しい独自の道を確立させる最終段階のことをいいます。
自己を常に発展させるべく修行、精進を重ねていく終わりのない道です。
以って第一段階の「守」をいかに綺麗に身に付けるかで、その後の全てが決まる
のだと思います。
初めに良き師匠に巡り合えることも、また重要なこと。
以上が、おもに武士道の道(中国)に通ずる有名なお言葉です。
興味のある方は一度ご自分で調べられると良いと思います。
もともと「守破離」という言葉は、不白流茶道開祖の川上不白(江戸時代中期・
後期の茶匠)が記した『不白筆記』(一七九四年)に見られ、茶道の修行段階を
教えたものであったのが、転じて日本の諸武芸に於いても修行の段階を
説明する言葉として使われたと称されています。
この三段階は、剣道のみならず万事の学習に通じる理りです。








